第2世代で登場したハリセンボウ。
水・毒の複合タイプの中で物理アタッカーとして使える唯一のコマ
(ドヒドイデはA>Cだがアタッカーとしては微妙なので)
今回はすいすいアタッカーとして考察するが、夢特性が威嚇だったり、だいばくはつを使えたり、小さくなると蓄えるを両立できてかつ食べ残しではなくくろいヘドロを持たせられるという、わりと器用にいろんなことをこなす
種族値は
H65 A95 B85 C55 D55 S85
サンムーンからB種族値が+10された
すいすいで攻撃種族値95はかなり控えめに思うかもしれないが、ニョロボン、キングドラ、ガマゲロゲと同値
また、素早さもキングドラと同側でニョロボン、ガマゲロゲよりも早い
雨パのハリーセンの注目すべき点は2つ
1つは毒タイプがあることによる対カプ性能。特にカプ・レヒレである。
タイプ一致どくづきを使用することができるハリーセンは、雨パを止めるために採用されがちなカプ・レヒレ(と、カプ・ブルル)に抜群をついていくことが可能
また、カプ・レヒレのタイプ一致技をどちらも半減に抑え、H振りだけのカプ・レヒレなら持ち物なしの毒づきで確2が取れる
そして2つ目はやはり【みちづれ】の存在
雨で上から制圧した後、雨が上がる1ターン前に道連れを使用することでSの逆転を利用した行動ができたりする
単純に雨選出だと苦しい相手を強引に1体持っていくということもできる
この技はほかの雨アタッカーとの大きな差別化点になるため、技スペースが空いていれば、よほどのことがない限りは採用したい
現在サンムーンでは未解禁だが、すいすいといえばメガラグラージである
実はハリーセンが意識すべきポケモンは何を隠そうこのメガラグラージなのである
メガラグラージのA特化たきのぼりは、ハリーセンの珠たきのぼりよりも威力が高いのである
(だいたい1.1倍くらいの火力)
アクアテールでようやくほぼ一緒くらいになる
ハリーセンに限らずA95すいすい組はメガラグよりも火力が出ないということを念頭に置いておくこと
鉢巻を持てばもちろん火力が出るのだが、もちろんそれだと使いにくいことこの上ないだろう
(キングドラの眼鏡と違い、みちづれやどくづきの打ち分けができるのがハリーセンの利点でもあるので)
ラグラージとの差別化も考えると、やはり道連れはほしいところ
ほかにも挑発やだいばくはつ等でも差別化はできる
育成例
意地っ張りAS
技:たきのぼりorアクアテール/どくづき/みちづれ/選択技
道具:いのちのたま、きあいのタスキ、Zクリスタル
選択技候補:アクアジェット/だいばくはつ/ちょうはつ/でんじは/とどめばり/じたばた
陽気にする利点はほぼなく、少しでも火力を出すためにも性格は意地っ張りでいいかと
水技、毒づき、道連れを確定にし、残り1枠となる
使用感
ペリッパーと組ませてフリーで使ってみました
フリーなのであまり参考にならないかもしれないが・・・・
やはりどこまでも火力不足である
持ち物を水Zにしていたのだが、そうまでしてあげないとメジャーポケモンが軒並み落ちない
雨+ミズZたきのぼりで、B4ガブリアスがようやく確定1になるくらいで、H振り系のポケモンが一切いい感じの乱数にならない
(例えばH振りのみのテッカグヤだと25%の低乱数だったりする)
唯一カプシリーズに強い雨アタッカーとして評価できなくもないが、コケコのタスキ・スカーフ率、テテフのH振り率、レヒレがHBに振っている場合、そもそも数の少ないブルルと、そんなに有利になれるわけでもなかった
これならまだ雨の中でハチマキマリルリでアクジェしまくってた方が楽しいかもしれない
あとはメガボーマンダとかドラゴンにくっそ弱い
当たり前っちゃ当たり前だがれいとうパンチが使えないし、C種族値55ごときのれいとうビームでは倒せるはずもなく、上から殴れるのに起点にされるとかいう悲惨
やはり雨アタッカーたるものは、上から高火力で殴ってなんぼなので、水・毒の2つしかまともに技範囲がないのはつらいものがあった
種族値修正されるならBじゃなくてAあげてほしかった
そんなポケモンだった